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日々の暮らしにラジオはいかが?

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非常持ち出しリュックの中に、箱に入ったままのラジオ使ったことのないラジオ乾電池を入れっぱなしにして液漏れしているラジオ…心当たりがありませんか?

懐中電灯に手回し充電、サイレン付。
そんな高機能なものを非常持ち出し袋に入れっぱなしなのは、正直もったいないです。

眠った防災ラジオを普段使いにして、日常生活を活気づかせてみませんか?

防災用品にラジオがある理由も併せて、今回はぜひラジオのお話をしましょう。

目次

朝ラジオ、はじめませんか?

新型コロナウイルス感染症の流行が始まって1年超。
目下、3回目の緊急事態宣言中の都下。

娯楽どころか、美術館も、映画館も、図書館さえも封鎖された先に向かうは、

家のテレビの前…AmazonプライムビデオとHuluです。。。

息の詰まる1回目の緊急事態宣言時、保育園から“強い”登園自粛要請があって親子で家に缶詰状態になった中、ゆるゆるとそれらの視聴時間が増えていった我が家。

やばい、子供がとんでもないテレビっ子になってしまっている!!!

そもそも、子供いるご家庭あるある、Eテレを時計がわりに流していたの、どうも風向きがよろしくなくなってきまして。
見ながらずるずると着替え、テレビに気を取られて朝ごはんは気もそぞろ。
休みの日はいくらEテレといえどもダラダラ見続ける。

わかるよ、まぁさん…土曜朝のおしりたんてい、見たいんだよね。
ママ好きじゃん、怪盗U(ユー)!!って、まぁさんくい下がるけどね。
うん好きだよめっっっちゃ好きだよ櫻井孝宏の声!!!

で!も!ね!!!!

このままではまぁさんがシャキッと自立した小学生生活を身につけられない!!!

サァ大変!
それで、テレビをやめてラジオに変えてみたんです。

なぜって、私がまぁさんくらいの年の頃にそうだったから。

物心ついた時には70年代か80年前半くらいに製造されたラジカセ(知らない世代がいそうなので、そのあたりはググってくだされ)があって、毎朝NHKラジオのニュースを聴きながらご飯を食べていたの、わたしの実家。
時事問題に詳しかったのは間違いなく新聞と朝のニュースのおかげでした。

新聞はさておいて、ラジオなら耳で聞き「ながら」ができる。
子供の朝の時間を邪魔せず、社会のコンテンツに触れられる。

ラジオ買う…?
や、置く場所がそもそもないし、生活に馴染むかな?

…いやいやいやいや、あるじゃん、非常持ち出しリュックの中使ってないラジオが。

よし、これを使ってみよう!!!

みなさんの家の非常持ち出しリュックにもラジオ、ありませんか?
ぜひ取り出して聴いてみてください。

だいたいどこかのチャンネルで国内外のセレクトされた音楽を流しているし、先日はJ-WAVEのジョン・カビラさんがナビゲーターのひとりを務める「おえかきむかしばなし」という番組で、サッシャさん朗読の「こぶとりじいさん」に、まぁさんと聴き入ったばかり。

ニュース、トーク、音楽、スペシャルなプログラム。

ネットで無数のコンテンツから選べる今だからこそ、“あなたではない誰か”、リスナーやナビゲーターが選んだとっておきのコンテンツから「新しい発見や出会い」を手に入れてみませんか?

それも、家にある使っていない防災用のラジオを活用して。

なぜ災害時に「ラジオ」なのか

ラジオを聞かない世代にとっては「なぜ災害時にラジオなの?」と思う人も多いかも。

今じゃスマホでも聞けるじゃん、って思うのも当然。

でも、スマホのバッテリー、減るのやたら早くないです?
しかも、被災した時には誰かに連絡をとったり、ネットで情報収拾したりしたくなるし、モバイルバッテリーを持っていてもできる限りバッテリーは節約したいもの。

だから、災害時に一番早く正確な情報を届けられるマスメディアであり、スタンドアローン(独立・孤立)かつ乾電池で長時間連続稼働できるタイプのラジオはとっても重要!

発電所が止まれば電気はこないよ

もし自宅にいて地震が発生したら、おそらくみなさんテレビで状況を確認しようとするのではないでしょうか。
少なくとも我が家では“まずテレビ”。

ではもし揺れの直後にテレビがつかない状況が発生しているならどうしましょ?
津波が来ているらしく、移動しながらリアルタイムでニュースを確認していたいときにほとんどのテレビは持ち運べませんよね。

東日本大震災の被災地、東北でまさに発生した状況がまさにそれ。

当時、日本の発電のおよそ8割をまかなう火力発電所は、被災地を中心に首都圏も含めて次々と運転を停止しました。壊れたから止まる、ではなく、保安のために一定の揺れがあると自動なり手動なり止めて点検をしなければならないわけです。

また、2018年の北海道胆振東部地震では水力・風力発電所も含んだ複雑なメカニズムが絡んだ大規模停電(ブラックアウト)が発生したことを記憶している方も多いのではないでしょうか。

つまり消去法で、

電気が使えない=テレビが使えない
スマホのバッテリーを節約したい

という時に次にくる選択肢がラジオというわけです。

主に電池ソーラー(または手回し充電など)で稼働できるタイプのラジオは、電力供給の影響は一切受けないため、万が一の時にも長時間の情報収集ができる優れもの。

懐中電灯くらいのサイズであれば、聴きながら持ち運んで避難もできますよね。

アナログなようでいて災害時ならではのメリットがあるんです。

被災したらまずラジオでNHKを

昨今の事情でNHKがあまりお好きでない方もいらっしゃるでしょうが、特に災害発生直後の素早い報道の初動には公共放送として一日の長があります。

東日本大震災の教訓を経て体制強化をされたとは思いますが、民放各社の具体的な資料がなかなか見つからず、ここではひとまずNHKにフォーカスしていくことにします。

  • 24時間体制でアナウンサーが待機
  • 毎晩のように災害報道の訓練
  • 東日本大震災の後、さらに増設されたお天気カメラ
  • 東京が被災しても大阪、福岡と支局をキーに報道ができる体制
  • ボタンひとつでラジオ含むNHKの国内・国際放送の全放送を強制中断、東京のニュースセンターからの放送(総合テレビ)に切り替えられる

防災士の講座の時に初めて知って驚いたのが、

「緊急時に流れるNHKのニュースセンターからの総合テレビの放送、ラジオでも聞けるんだ!」

通常のテレビ放送とは違い、映像が見えないラジオにも配慮した表現になっているそうですよ。
24時間体制で待機するアナウンサーも、災害時の放送を任せられるレベルの方が必ず一人は待機していると聞きました。

明らかな大災害の発生時、電気が使えなければ、まずNHKラジオを聞くのが一番堅実な情報収集の手段といえるでしょう。

ということで、なぜ非常持ち出し袋・防災リュックをセットで買うと防災ラジオがついてくるのか理由をおわかりいただけた、もしくは再確認いただけたでしょうか。

わたしと子とラジオ

そろそろ、防災用に買ったラジオをわたしたち親子がどんな風に使っているかのお話に移りますね。

母、ポータブルラジオ持ち歩く

防災士の講座を受けて真っ先にしたのがラジオを買うことでした。


整理収納コンサルタントとしてお仕事をしているから、被災する場所が自宅とは限らず、毎日異なる訪問先で情報収集に当たらなければなりません。ポータブルラジオを持ち歩くことに決めました。

だから、講座の帰り道、おとなりの有楽町まで歩いてビッグカメラへ。


七つ道具などが入ったリュックは重いため、なるべく小さく軽いものがいい。
シンプルな「ラジオ」だけの、そう、電車でスーツ姿のおじさんが聞いてるラジオ、あんな感じのを探しました。

それはセール品のカゴの中にいました。

オーム電機製amadanaデザインのラジオ…だ…と!?

おじさんが聞いてるようなラジオを探してるのに、おじさんっぽくないデザインのモバイルラジオがいいなぁと思ってましたから(苦笑)

amadanaらしいシンプルさ。
理想のラジオ、早くもみっけ〜!!!

夫が同じくオーム電機製のモバイルラジオ持ってたので、それは夫の非常持ち出しリュックに入れるとして、私の持ち出しリュックと日常のお仕事リュックに入れる2台を即買い。
普段は、講座のために試し買いした100均一のライトと一緒に携帯しています。
情報と光がなければ動けないので、持ち歩ける重量ではこれが精一杯かなと。

そして、事務作業に、講座の準備に、パソコン作業にと、日常の家仕事のお供にお仕事リュックからラジオを取り出して聞いています

家事をするときにもキッチンのカウンターに置いて音楽番組を流すと、普段は聞かないけれど、ああこういうのもいいなぁというような音楽が流れてきて、新しい出会いを運んでくれます。

子、テレビを減らしてラジオ聴いてます

どうしても手持ち無沙汰になると「テレビ見たい」と言い出す娘。

ところがどっこい。
朝のラジオ生活をはじめてすぐの日曜日、テレビ朝日の一連の子供番組が終わった後、あらかじめ「テレビの時間おしまい」宣言を私がしたから、どうも寂しくなってしまったようで。

まぁさん

ねぇママ…ラジオつけていい???

ママ

もっちろん!!!

まぁさん

私がつけるぅ〜〜〜〜〜〜!!
(見よう見まねでスイッチをカチッ)

6歳児、ラジオをつけられるようになりました!すごい!!(スイッチひとつ動かすだけ。親バカ。)

それからも、ドリルをしながら、遊びながら、ラジオはずっと流れていました。すると…

まぁさん

ママ、別の番組ないの?

ママ

あるよ〜、この音楽好きじゃない?変えようか?

まぁさん

うん!

ママ

どれにしようか〜

チューニングのダイヤルを回して、赤いランプがついたら聞いてみる。
単純な仕組みは、まるでおもちゃの延長線上。
まぁさん、私のチューニングを見てあっという間に使い方を覚えちゃいましたよ。

番組表なんて調べなくていい。
ダイヤルをひねって”なんとなく”よいかなと感じた番組に耳を傾けてみる。
そんな”緩さ”がラジオの魅力でもあることを彼女には知ってほしいなと、親としては願っています。

それから。

まぁさん

なんで私の防災リュックにはラジオ入ってないの?
私もほしい〜〜〜!!!

というド直球なご質問・ご要望をいただきまして。

確かにそうか。
ラジオがひとつだと、ニュース聞きたい人も、別のプログラムを聞きたい人もいるね。

パパにはパパの、ママにはママの、まぁにはまぁの好みがあるものね。

なので、新型コロナが落ち着いたら、ぜひまぁさんと一緒にラジオを選びに行きたいと思います。
(実現したらまたレポートまとめます)

我が家の6歳児防災用に買ったポータブルラジオを家でつけてみたら、着々とラジオのこと、好きになってくれていまーーーす!

まとめ

ということで、子供のテレビ時間を減らしたいな、CDなんども聞いてると飽きるし、どうしよっかな…というご家庭は、防災ラジオを引っ張り出して流してみましょ!

もしラジオを持ってないなら、防災用兼ねてシンプルなポケットラジオからスタートしてもいいし、これを機会に機能的な防災ラジオを買ってしまってもいい。

眠ってしまいがちな防災ラジオだからこそ、リュックに入れてしまいっぱなしにするよりも、すぐ手に取れるところで日々使えばいいんです。もし何かあったなら、すぐ手にとって持ち出せばいいだけの話なんですもの。

ラジオ生活おすすめポイント!

  • 使ってない防災ラジオありませんか?
  • 子供のテレビ時間削減にも一役買う!!!
  • 仕事で外に持ち出すならポータブル小型ラジオがオススメ
  • 家で楽しむなら防災ラジオをぜひ買おう!持っていないなら早めに備える!

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この記事を書いた人

とある母と子の“暮らしの防災”の編集担当、ママこと冨永りなです。
IT業界を経て、2016年から整理収納コンサルタントとして独立。現在は「りなのや」という屋号で首都圏を中心とした訪問型整理収納サービスやお片付け講座の講師として活躍中。仕事・家事・育児に追われるフルタイム自営業ワーママ。子こと“まぁさん”と一緒に非常食・防災について研究中。親子ともに食べるの大〜好き!

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